SEOとは
SEOとは、『検索エンジン最適化』のことで、Search Engine Optimizationを略した言葉です。検索サイトでキーワードが検索された場合に、自分のサイトを検索結果ページ内で上位に表示させるため(検索エンジン最適化するため)に、さまざまな対策を行うことをSEOと言います。
検索エンジンに最適化するために、上位表示したい検索キーワードに対して、サイト内にページを作成していきます。作成するページに検索するユーザーが求める情報を盛り込み、見やすさやわかりやすさを追求してサイトを運営していきます。
つまりSEOとは、ユーザーが検索したキーワードに対する答えを、世界中のどのコンテンツよりも最高の品質で提供することです。
SEOが成功するとどうなるのか
SEOが成功すると、キーワード検索された場合に多くのユーザーが自分のサイトに流入してきます。 サイトの訪問者が増えることで、PV(ページビュー)が増えます。広告とは違い、流入に対してコストがかかりません。
検索結果で上位表示ができれば、24時間365日休まずに情報提供ができ、質の高いユーザーが次々と獲得できるようになります。
自ら検索をしてきたユーザーは目的意識が非常に強いため、サイト内の導線をしっかりと用意すれば、サイトからの新規問い合わせや、資料請求など見込み顧客を多く獲得できます。
SEOは集客だけでなく、自社の売上アップに絶大な効果を発揮することができます。
SEOの目的とは?
SEOは多くの企業やメディアが取り組んでいます。それは、SEOはビジネスにとって、非常に大きなメリットがあるからです。 規模が小さい組織や個人であっても、SEOが成功すれば大きなビジネスを展開することができます。大きな工場が無くても、たくさんの営業マンや店舗を抱えていなくても、インターネットの力をテコにしてビジネスを拡大できることがSEOの魅力です。
- 見込み顧客の集客ができる
- 自社の売上がアップする
SEOは見込み顧客の集客ができる
ビジネスを成功させるカギは、たくさんの見込み客を獲得することです。 見込み客がたくさんいれば、常に引き合いや相談が舞い込むことになります。新規開拓営業やルート営業をしなくても、仕事に困ることがありません。 SEOは見込み客を効率的に獲得することができます。
多くの人は悩みや問題を解消したくて、Googleの検索を使います。 『◯◯のコツ』、『◯◯ 新宿』、『◯◯ 始め方』、『◯◯ 評判』、『◯◯ 価格』など、さまざまなキーワードを組み合わせて検索をします。 このようなキーワードで検索をするユーザーは、いますぐにでも知りたいことがあり、自分が抱える悩みや問題を解決したいと積極的に考えている状態です。
もし、これらのキーワードで上位表示をすることができたら、たくさんの見込み顧客の集客をすることができます。 SEOは見込み客が獲得できます。しかも、その見込み客は具体的な課題を抱えていて、その課題を解消したいと考えている精度の高い見込み客です。
SEOは自社の売上がアップする
ビジネスを成功させるには売上のアップが不可欠です。 多くの見込み客が獲得できれば、その中から売上につながる得意客が生まれやすくなります。多くの優秀な営業マンを抱えていなくても、得意客が増やせれば売上をアップすることができます。 SEOで多くの見込み客が増やせれば、結果的に売上もアップすることができるということです。
現代においては、SEOの成功がビジネスの成功に直結していると言えるでしょう。 ビジネスにおいてSEOは、他の業務と並行して片手間で軽くやってみると言うよりは、最重要課題として全力で取り組むと良いでしょう。
なぜならSEOは
- 見込み顧客の集客ができる
- 自社の売上がアップする
というビジネスの目的が達成できるからです。 SEOで成功したいと思いませんか?SEOに成功してビジネスを大きく展開するためには、検索エンジンを提供するGoogleの考え方やSEOの本質を知ることが大切です。
検索に対する Google の方針を確認しておこう
検索エンジンを提供するGoogleは、『検索に対する Google の方針』を明示しています。
引用:https://www.google.com/intl/ja/search/howsearchworks/mission/
- 関連性と信頼性が最も高い情報を提供する
- 情報アクセスの機会を最大化する
- 情報を最もわかりやすい形式で提供する
- プライバシーを保護する
SEOを成功させる、つまり上位表示を達成するには、Googleの方針を本質的に理解して、自分のサイトを絶え間なく改善していく必要があります。
『関連性や信頼性が最も高い情報を提供する』とは?
Googleでは、ユーザーが求めている情報を提供するために自動化されたシステムを使って、関連性と信頼性が最も高い情報を提供しています。
専門性があり、コンテンツが充実していて、ユーザーの検索に対するもっとも適切な答えを、自動的に返す仕組みを作っています。それが検索エンジンです。
SEOで上位表示を狙うのであれば、『関連性や信頼性がもっとも高い情報を提供する』ページを作らなければいけません。
特に専門性・高品質が求められるもの:YMYL(Your Money or Your Life:お金や生活)関連の情報を扱うページやサイト
「YMYL」とは、ショピングや健康・安全、金融など、人々の健康的な生活(身体的、経済的など)に関連する情報のことを意味します。
『情報アクセスの機会を最大化する』とは?
Googleは、世界中の情報を整理して、世界中の誰もがアクセスできるようにすることを使命としています。
ページの表示に時間がかかったり、ページにアクセスできなかったりすると、ユーザーに情報アクセスの機会を最大化させることができません。 SEOで上位を狙うには、必要な情報が検索された時に、いつでもスムーズにページを表示する必要があります。
引用:Googleの使命とは?
https://about.google/
『情報を最もわかりやすい形式で提供する』とは?
ユーザーが求める情報は単純なウェブページとは限りません。画像や動画、ニュース、地図など、多様なコンテンツの中から最適なものをユーザーの検索に応じてGoogleは返しています。
つまり、ユーザーに優れた検索エクスペリエンス(体験)を、Googleは提供しようとしています。 SEOで上位を狙うには、検索ユーザーのために素晴らしい体験(煩わしさのない体験)ができるようなコンテンツを作成する必要があります。
『プライバシーを保護する』とは?
Googleは、ユーザーの信頼を大切にしています。情報の正確性はもちろん、検索結果に表示するサイトが安全であるかどうかも重視しています。また、ユーザーのプライバシーが保護できる信頼性の高いサイトを評価しています。SEOで上位を狙うには、セキュリティや信頼性の高いサイトを作らなければいけません。
そのため、自分のサイトに訪れるユーザーのために安全で信頼性の高い体験を提供する必要があります。
引用:プライバシーとセキュリティ原則
https://safety.google/principles/
SEOの本質とは?
検索をするユーザーのために検索エンジンは存在しています。コンテンツを提供する側は、ユーザーファーストを意識して、コンテンツ作成やサイト運営をしていく必要があります。
- どこよりもわかりやすく表現できているか?
- 有益なコンテンツを提供できているか?
- 安全性や信頼性を担保できているか?
良質なコンテンツを提供し、Googleの評価が高まると検索ユーザーの流入が増えていきます。検索ユーザーがきちんとサイト内に滞在し、コンテンツを熟読していることがわかると、検索エンジンは自分達のサイトをさらに上位表示をしてくれます。
たくさんのユーザーがそのサイトやページを活用していると、ますます『有益である』とGoogleの検索エンジンが判断をしていきます。 そして、世界中にあるコンテンツの中で、ユーザーが検索したキーワードに対して、もっともユーザーにとって有益であると判断したページを、検索結果の『第一位』に表示します。
SEOとは、検索エンジン最適化と略されますが、本質的には検索エンジンに最適化することではありません。SEOとは、ユーザーが検索したキーワードに対する答えを、世界中のどのコンテンツよりも最高の品質で提供することです。
SEOで大切なのはユーザーファースト
Googleは、ユーザーファーストの会社です。Googleの評価を得るためには、ユーザーファーストのコンテンツを用意する必要があります。 Googleの評価が得られないコンテンツはSEOで上位表示することは難しいでしょう。
- Googleはユーザーファーストの会社
- SEOで上位を取るにはGoogleに評価される必要がある
Googleに評価されるには、ユーザーファーストのコンテンツが必要 SEOは膨大で複雑なアルゴリズムで順位決定を行っています。このアルゴリズムは公開されていませんので、誰にもSEOの正解はわかりません。 SEOの正解は誰にもわかりませんが、Googleの基本的な考え方は公開されています。
このGoogleの基本的な考え方を本質的に理解して、ユーザーファーストのコンテンツ提供を行っていくことが、SEOで成功するための近道です。 SEOで成功するための近道として参考になるのが、『Googleが掲げる10の事実』です。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
『Googleが掲げる10の事実』は、SEOだけではなく、ビジネス全般においても参考になると思います。 この中でもSEOにとって特に重要なことは以下の3点です。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 「すばらしい」では足りない。
引用:Googleが掲げる10の事実
https://www.google.com/about/philosophy.html?hl=ja
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Googleは、ユーザーの利便性を第一に考えています。これはGoogleが提供するプロダクト全般に言えるポリシーです。 この考え方はGoogleが提供する検索結果も含まれます。
SEOで上位を狙っていくためには、作り手の事情や理論ではなく、ユーザーを第一に考えてコンテンツを提供していく必要があります。
1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
Googleは、検索によってユーザーの問題解決を行う会社です。検索ユーザーに適切な答えを返すことに特化しています。 中途半端でどこにでもあるようなページを量産しても、SEOで上位表示は達成できません。 コンテンツを提供してSEOで上位を取るならば、ユーザーの検索に対する最高の答えを用意する必要があります。
検索ユーザーの適切な答えとしてGoogleに評価されるためには、とことん極めた一番のコンテンツを作成する必要があります。
「すばらしい」では足りない。
Googleはユーザーが抱える課題を解決するために、あくなき追求をしている会社です。 Googleは、たとえ「すばらしい」プロダクトを提供できたとしても、それはゴールではなく出発点に過ぎないという考え方の会社です。
そんなGoogleに評価されてSEOで安定的に上位を取るには、最高品質のコンテンツであり続ける努力が必要になります。 コンテンツを提供したあとも、
- 最新情報を常に提供し続ける
- 古くなった情報をリライトする
- 必要に応じて情報の追加や削除を行う
というような絶え間ないコンテンツの改善が必要になります。 「すばらしい」コンテンツを作成することはゴールではありません。単にスタートに立っただけのこと。絶え間ない改善をし続けて、ユーザーにとって有益なコンテンツであり続ける必要があります。 「すばらしい」だけではGoogleの評価は得られないということです。
こうしたGoogleの考え方を理解した上で、SEOに取り組んでいきましょう。
- Googleはユーザーファーストの会社
- 検索結果に表示する内容や順番はGoogleが評価して決めている
- Googleの考え方を理解することが、SEOで上位を取るための近道。
SEOでやるべき施策
ここまではGoogleの考え方やSEOの本質などについて考えてきました。 ここからはSEOで実装するべき施策について解説していきます。 施策の実装をするためには、SEOの大まかな仕組みの理解をしておきましょう。
SEOの仕組み
SEOはユーザーに価値あるコンテンツを提供することが大切ですが、それと同時にGoogleの検索エンジンが理解できるページづくりをすることも大切です。
Googleの検索エンジンは自動で動いているロボットのようなものなので、ロボットが理解できるようにページを仕上げる必要があります。 Googleの検索エンジンは世界中のサイトやページを巡回しています。これをクロールと言います。
クロールしたページは、内容を把握した上で記憶して整理していきます。これをインデックスと言います。 インデックスしたサイトやページを評価します。これをスコアリングと言います。 評価したページに順位をつけていきます。これをランキングと言います。
- クロールされる
- インデックスされる
- スコアリングされる
- ランキングされる
以上のプロセスを経たものが、検索結果として表示されます。 SEOはこの仕組を理解した上で、検索エンジンに最適化されたコンテンツを作ることが大切です。 こうした検索エンジンやSEOの仕組みを理解した上で、具体的な施策を打っていきます。
SEOの具体的な施策は2つあります。
- 内部施策
- 外部施策
SEOの内部施策
SEOの内部施策とは、自サイトやページの内部を改善していくことです。
- コンテンツを増やす
- タイトルや見出しを最適化する
- 情報量を増やす
- 情報を新しく更新する
- ページ内リンクを設置する
などがあります。 検索エンジンは自動で巡回していきます。ロボットがスムーズにクロールできるようにしつつ、正確に情報をインデックスできるようにページを改善し、良いスコアを獲得できるように中身を作り、高くランキングされるようにしていくことが内部施策です。
内部施策は自助努力によって改善できるSEOなので、ユーザーに有益なコンテンツを提供することはもちろん、検索エンジンにもわかりやすいページづくりをしていきましょう。
SEOの外部施策
SEOの外部施策とは、自サイトやページではない外部で行う対策です。
- 被リンクを獲得する
- SNSで拡散する
- 知名度アップやブランディングを行う
などがあります。 わたしたちは『このページは重要だな!』と思ったら、そのページをシェアしたくなります。シェアされるようなページはGoogleが高く評価します。 シェアされる主な方法が、被リンクとSNSでの拡散です。
別サイトからの被リンクは、Googleの検索エンジンが高く評価する傾向があります。また、SNSでページが拡散されると、有益なコンテンツであるという評価をします。 外部施策としては、シェアされるような有益なコンテンツを作るとともに、シェアされやすいようにリンク生成やSNSのシェアボタンを配置していきます。
知名度アップやブランディングができてくると、サイト名や会社名、商品名、個人名などの指名検索が増えます。指名検索はGoogleの検索エンジンに良い印象を与えます。 知名度アップやブランディングをしていくことは、SEOにも効果的です。
検索ボリュームを調べる
SEOで上位が取れたとしても、そのキーワードを検索する人が少なければサイトへの流入は起きません。 SEOで多くの流入を獲得するには、たくさん検索されるキーワードで上位表示を実現しなければいけません。
コンテンツを作成する際には、上位表示したいキーワードを選定し、検索ボリュームを調べるという工程が必要です。 検索ボリュームが大きいキーワードは、人気も高いためライバルが多く上位表示が難しいです。
逆に検索ボリュームが少ないキーワードは、上位表示が比較的簡単ですが、上位表示ができても流入が少ないです。 SEOでは検索ボリュームの調査が非常に重要となります。
まとめ SEOとは?集客や売上をアップするための基礎知識
- SEOで成功すると、見込み客の獲得に繋がる
- SEOで重要なことは、関連性や信頼性が最も高い情報を提供すること
- 外部施策、内部施策も重要な要素となる
本記事では『SEOとは?』について解説しました。SEOが成功すると、集客と売上がアップできることがおわかりいただけたかと思います。 SEOでビジネスを成功するためには、ユーザーファーストのコンテンツを作成しつつ、Googleの検索エンジンにも評価されることが必要です。
そのためには、Googleの考え方や検索エンジンの仕組みを理解することが大切です。 SEOでは内部施策と外部施策が重要です。内部施策や外部施策には専門的な技術やノウハウが必要です。
STAER WEB株式会社では、中小企業・店舗集客のためのウェブ集客をご提案しています。 大企業の集客方法を参考に集客をしていませんか?ウェブ集客は、かけられる予算によって最適な方法が変わってきます。費用対効果の高い施策から実施する事をオススメしています。
SEOのコンサルティングも行っていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。 『集客について問い合わせる』
以上、『SEOとは?集客や売上をアップするための基礎知識』でした。